4月14日(日)、大阪ろう難聴就労支援センター理事長の前田浩氏をお招きして、「ろう者の就労支援から〜コミュニケーション力と人間関係を組み立てる力」をテーマにご講演いただきました。
社会に出るろう者と就労支援センターの関わり、その後の変化などわかりやすくお話をしていただきました。
~「ろうあ者の言葉を読み取れていますか?」 読み取りって何?伝えるって何?~
ブロック訪問の最終回を8月7日(日)、河内ブロック(羽曳野市総合福祉センター)にて開催し、29名の方に参加していただきました。
前半は、第二言語としての手話を習得するためにはどういう意識が必要か、どういう学習が必要かという言語の習得に必要な要素についてお話をしていただきました。
後半では、手話の特徴の異なるろうあ者の話を見て、読み取りの難しさの違いについて、参加者と一緒に考えていきました。
読み取る側として、ろうあ者の手話を重ねる映像を共有できるか、言葉を共有できるかが大切となります。このためにも、“ろうあ者の言いたいことに共感できる感性を持ってほしい”との言葉でブロック訪問を締めくくっていただきました。
河内ブロックでの今年度最後の学習会ということで、大通研支部運営委員の米野規子氏より心温まるお話をいっぱい聴かせていただきました。
はじめに大通研、全通研の紹介。会員になってもらうと1万人の仲間ができることや東日本大震災での支援活動などの説明がありました。続いて皆さんご存知の学習会「Wのりこの手話通訳レッスン」をちょっぴり披露。学習会で何気なく見る例文も相手の気持ちを考えながら会話を大切にすることで、手話表現も広がっていくとのアドバイス。また、大通研の目的の基本となっている「聞こえない人の暮らしから学ぶ」ということについては、聞こえない人の悩みや困っていることを知ることが、自分のこと、社会のことを見つめ直すきっかけにもなるとのお話がありました。
そして最後に、今年度大通研が40周年を迎えることから、みんなで一緒にお祝いしましょうと締めくくっていただきました。